日本TCM研究所は、下記の事業に協賛しています。
1.若手医師のための漢方医学セミナー
日本TCM研究所は、「若手医師のための漢方医学セミナー」を日本中医学会、クラシエ薬品と共催しています。
このセミナーは、若い臨床医に漢方医学の知識をつけてもらうべく、2011年に開始されました。4泊5日の合宿形式で、漢方医学に必要な事項を幅広く盛り込んだ内容のセミナーです。
2021年から3年間は、コロナ禍のために休止していましたが、2024年の春から再開を目指して計画を練っています。
ホームぺージ:https://www.kampoyubi.jp/workshop/pdf/aso_seminar09.pdf
2.医学生のための漢方医学セミナー
日本TCM研究所は、1987年より、毎年8月に1週間の日程で「医学生のための漢方医学セミナー」を小太郎漢方製薬株式会社と共催の形で開催しています。セミナー開始当時は、まだ医学部での漢方医学の講義がなく、漢方医学を学びたい医学生たちは、その手段を持ちませんでした。そこで、当研究所では、1週間のカリキュラムを組み、学びたい医学生たちに参集してもらって講義を行ってまいりました。
講義の内容は、中国伝統医学理論を系統的に組み立てたもので、漢方医学的に見た身体のなりたちから、疾病の病因や病気のメカニズムを順序だてて解説し、薬物学、処方学の全体像と各論を開設し、最後に治療学でまとめるというものです。総講義時間は40時間にも及び、終了後には、各参加者は必要な知識をほとんど身につけてそれぞれの家に帰っていきます。翌年になると、その学生の後輩たちがやってきて学ぶということの繰り返しです。
このセミナーの卒業生は、今では900人を超えるまでになっており、その中には医師になってから漢方医学を取り入れた診療を行っている人も少なくありません。
ここで長年にわたって用いられてきた教科書は、2008年に東洋学術出版社から出版され、医学生や若手医師に広く読まれています。
このセミナーは回を重ね、現在も次世代の教育者に引き継がれて開催されています。詳細は、下記のホームぺージを参照してください。
https://www.kotaro.co.jp/medico/ 医学生のための漢方医学セミナー・案内
3.「日本漢方生薬ソムリエ協会」賛助会員
日本TCM研究所は、「日本漢方生薬ソムリエ協会」の事業に賛助会員として協賛しています。
「日本漢方生薬ソムリエ協会」は、生薬を用いた臨床、生薬を使用した各種の製剤において、極めて重要な生薬の品質を確保することを目的として、2013年8月31日に設立されました。 生薬の良否鑑別は、現在の科学分析だけでは十分とは言えず、経験や五感に基づく古典生薬学的鑑別も依然として重要な手法です。この学問は「生薬学(しょうやくがく)」と言い、かつでは日本の大学薬学部の主流でした。しかし、現在では生薬学教室の存続している教室がほとんどなくなってしまいました。
そこで、日本漢方生薬ソムリエ協会が「漢方生薬ソムリエ(生薬学スペシャリスト)」の養成に向けて活動を開始しました。2023年現在、50名を越す「漢方生薬ソムリエ」が誕生し、活動を行っています。
日本TCM研究所は、この協会の賛助会員として、その役割を果たしています。
日本漢方生薬ソムリエ協会ホームぺージ